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気分気ままに思ったことをつらつらと…

ブルガリア旅行記 ソフィア

既にひと月前になるが、ブルガリアへ行ってきた。

初の東欧、憧れの東欧ということで、少し興奮気味だった…笑

 

ブルガリア滞在は1月17日~20日

 

かなり短い時間だが、この旅の目的はあくまで難民のたどる道を少し歩くこととロマ人(ジプシー)の情報を得ることであり、ブルガリア観光は二の次、三の次だった。

 

ブルガリアでは、正直期待外れもいいところ…。少しロマとの交流はできたが、ついでだった観光がメインとなってしまった。

 

1月17日夜 ソフィア着

イギリスに来てから初めての海外旅行。西ヨーロッパに興味のない私は、ヨーロッパ二か国目は東欧か南欧と決めていた。無事に東欧に行けてよかった。

 

首都であるにもかかわらず、空港は思った以上に小さい。大きさ的にはタイの地方都市の空港と同じくらいだ。

 

夜でマイナス10度

 

この国はホテル、ホステルの送迎サービスが多くあるのだが、バスの方が安いと思い、予約しなかった。

 

真っ暗な中バス停がどこにあるのかもわからず、周りは迎えを使っていたため、断念してタクシーを利用。タクシーのぼったくりの多いと噂の東欧のため、事前に安全なタクシーを調べていた。

 

OK taxiという会社が最も安全らしい。

ТАКСИ :: О Кей Супертранс - Таксиметрови услуги в София

 

見た目がそっくりなタクシーが多いので、しっかり電話番号をメしておくと良い。車体に書かれた電話番号を見ればすぐに安心なタクシーかどうか判断できる。ここ以外だとぼったくられることも多いらしいので気をつけたい。

 

夜料金のため、空港から市内まで20リラ(約1400円)だった。ぼったくられたかと不安になったが、ホステルのスタッフ曰く、ホステルの送迎料金と同じらしい。

 

東欧は英語が通じないことが多く、タクシーのおっちゃんも英語は基本単語をいくつか知ってる程度だった。個人的にはそういう人と話すのは慣れているので、まったく問題ない。むしろそれで十分だった。また、私はロシア語を少しかじっているので、英語が通じなければロシア語で、といった感じになった。(ブルガリアは一応ブルガリア語なのだが…)

 

タクシーのおっちゃんは、個人的にはあたりだった。観光客が何を求めているのかわかっているのだろう。冬はソフィアじゃなくて周辺の村のスキーを楽しむべきだ。この時期はヨーロッパ各国からスキーを楽しみに来る人が多い。~と、~が有名で、静かでソフィアとは大違い。時間があるなら行くべきだと教えてくれた。

 

基本国の首都にはあまり関心のない私は田舎好きのおっちゃんをすぐに気に入った。まあ、私はスキーはしないのだが。。。

 

次に女の話になった。観光客慣れしているタクシーのおっちゃんは大抵この話を振ってくる。ブルガリアの情報を調べているときに、風俗が有名だと色々なブログに書かれていた。最も本来は違法で現在は取り締まりが厳しく、すでに廃れてるようなものらしいのだが…。

 

ところがこのおっちゃんは、こんなことを言う

 

「ブルガリアの女はいい。とにかくきれいだ。しかも安くやらせてくれる。町中にそういう店がたくさんある。ブルガリア語で女とやりたいってなんていうか教えてやるよ。これをタクシーの運転手に言えば、連れて行ってくれるぞ」

 

といって、ブルガリア語で女とやりたいという表現を2,3学んだのだが、1分で忘れた。

 

この国はストリップが有名らしく、その店はいくつか見た。女性の観光客も夫婦も行くほど有名らしいので、少し興味はあったが、何しろ外はマイナス10度。夜中に街中を歩く気にはならず、結局行かなかった。

 

タクシーのおっちゃんは政治の話もしてくれた。アメリカはよくない、でもロシアもよくない。シリアの問題は両国の責任だ。この国にも難民は沢山流れている。困ったものだよ。

 

そんなことを話してくれた。これが唯一この国で得た難民関連情報。おっちゃんは難民がこの国に来ることは仕方がないといった雰囲気で、嫌がってる様子ではなかった。

 

さて、泊まったのはここ、ホステルモステル。ブルガリア旅行記を見ると皆泊まってる。日本人に人気すぎる場所に泊まるのは自分のポリシーに反するが、ツアーが開催されること、朝食がよさげなこと、夕食付ということでここに泊まった。

Hostel Mostel – The most affordable and comfortable hostels in Sofia and Veliko Turnovo

 

1人部屋は本館から離れたところにある。本館も別館も割と混んでいた。暖房機器は小さいファンヒーター一つのみでさすがに寒かった。建物外観、室内も別にふつう。中はきれいはきれいだが、まあ、こんなものかといった感じ。

 

1月18日 市内観光

リラのツアーが開催されることを期待したが、参加者不足で開催されず、特に予定も立てていなかったので市内観光を始めた。

 

実はソフィアには難民キャンプがあるのだが、どうも行き方がわからず、中にはいるにも許可がいりそうなので断念。

 

交通機関を利用するのが嫌なため、ひたすら街を歩いた。体力があるのなら、歩くことをお勧めする。十分歩けるのだ。

 

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マーケットでロマ人(ジプシー)の集団に声をかけられた。見るからにがらが悪いので、かなり警戒したが、思っていた以上に悪い人たちではなかった。

 

何しに来たのか?と聞かれ、観光に来たと答えた。すると彼らは…

 

「ブルガリアは悪い国だ。人が良くない。そう思うだろ?」

 

と言ってきた。たまらず私は…

 

「君たちはどこから来たの?」

 

と返した。すると彼らは…

 

「ここだよ。ブルガリア」

 

なるほど、彼らはブルガリア出身とは言いつつも、ブルガリア人とは違うというわけか。これは面白いと思ったが、すぐに彼らは…

 

「お金くれよ」

 

と言ってきた。溜息しか出ない…。二言目は結局それか…。断るとバイバイと言われたので素直に去った。

 

この後もう一つのマーケットを探して歩き回った。すると弟らしき男の子を連れたとてもかわいらしいロマの女性がいた。

 

アジア人が珍しいのか、その女性はこっちを頻繁に見てくる。私が彼らの後ろを歩いていたので、何か警戒されてるのかなと思うようになり、思い切って追い抜いてみた。すると弟と一緒に私を彼女は追い抜いて、こちらを見る。

 

不審な目で見られている気はしなく、不思議に思っていたが、彼女が家に入る直前に私に振り向き、とても素敵な笑顔を見せてくれた。歳も同じくらいのきれいな女性に突然そんなことをされると、さすがにドキッとする。ああ、話しかけてみればよかった…。

 

朝も夜も首都にも関わらず、人や車が少ない印象だった。

 

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レストランも少ない印象。ピザ屋とお菓子屋とパン屋とナッツ屋さんは多かった。

 

皆ピザやパンを買って食べ歩いていた。

 

こっちの人は何となく冷たい印象があったが、最終日は声をかけられ、わざわざ道を教えてくれる人がいた。マーケットでも英語ができないのに一生懸命説明してくれる人たちがいた。

 

英語ができるできないとかが大事なのではなくて、観光客を精一杯歓迎しようという心が大事なのだ、と改めて考えさせられた。

 

観光名所や地下鉄、トラムなどの乗り方はここでは表記しない。他のブログにたくさん出ているので、そちらを見てほしい。

 

次の記事でリラの修道院について書いていく。

 

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