留学生活残り約半年
イギリスの大学院は基本1年
講義は5月で終わり、6月は基本的には講義はない
つまりそこからビザが切れる9月までに修士論文を終わらせることになっている。
あっという間だ。
既に友人との会話は修士論文のことが多くなり、それぞれ帰国後の進路について相談しあったりしている。もちろん、それぞれバックグラウンドが異なる上、生活スタイルも異なる。相談といっても、不安な気持ちを共有する程度だ。
少し振り返ってみて、イギリスに来たからと言って何も変わらないことに気付く。環境が変わっても、習慣というものは変わらないものだと再認識した。
後悔はない、が、達成感がない。
これから修士論文に追われて、書き終え、成績が出るとようやく味わえるのだろけれど、大学の時同様、勉強以外何かをやったわけではなく、物足りない感じはする。
何かやろうと探し回ったり、短期のボランティアをセルビアでやったりはしたけれど、何を得たのか、あるいは何か失ったのかと聞かれれば、何も得ていないし、失ってすらいない。
日本に戻ったらやりたいことがいくつかある。それらすべてができれば素敵だけど、それよりも先に仕事を見つけなくてはならない。
少しずつ、少しずつ、夢から覚めるような感覚だ。
昨日は友人と4つの講義を駆け巡った。
最後はワインが出たため、二人で語りながらひたすら飲んだ。
一秒一秒をとても大切にする人だ。
まだやれていないこと、常に気をつけたいこと、そういうことを一つ一つ明確化している。意外にも、やりたいことはあるけれど、今のこの日常の中に何かを付け加える気はない。
早め早めに修士論文を仕上げて、やりたいことに時間をかけ、仕事を見つけよう。
そしてもうすぐ別れる友人たちとの時間をしっかり胸に刻んでいこう。
今日はあたたかな春の陽気。夏もあっという間にやってくる。