大学時代のありがたみ
まだ学生の身分で言うのもなんだけど、たくさんの時間があった大学時代のありがたみを感じる。
イギリスで修士で1年のプログラムだからというのもあるけれど、大学時代と比べてまとまった休みがないのが辛い。
やりたいことがたくさんあって、その大半がまとまった時間を要することだったりする。たしかに、大学院でも趣味をする程度の時間はある。習い事をしたり、サークルのようなものに入ることも可能で、そういうことをしている人は多い。
でも、まとまった時間がないから、長期で旅に出ようと思うと、出られない。
短期で行けるだけましなのはわかるけれど、仮にただの観光だとしても駆け足で回れば得られるものは限られてくる。どうせお金を費やすのならば、一日でも長く行きたいものだ。
仕事についていないために、修士論文を書き終えたらすぐに職を探さなくてはいけない。
あるいは、可能であるならば、もう探さなければならない。
お金もないためバイトもしなくてはいけない。
なんだかんだ、学生といえど、もう普通の学生ではないのだと気づく。
残りの滞在日数が減るにつれて、あれもやりたいこれもやらなくてはいけない、と焦燥に駆られる。