Finding home
難民が救った村
昨年から時々Al Jazeeraがこの動画をFBにアップしていて、先日久しぶりに見たので、ここに残します。
話は簡単。
北アフリカを船で出たシリアなどからイタリアへ逃れた難民が、衰退していた村を生き返らせたという話。
お金のない難民たちに一定の補助を与え、経済・社会活動に参加してもらうことで、高齢化して衰退の道をたどっていた村を経済的にも社会的にも活気づけたという話。
高齢化の進む先進国で参考になる話。
最近の難民ニュースの状況
イギリスは雨の日が続いています。
5月のEUートルコ間の合意以来、徐々に難民ニュースが減り、今ではイギリスのEU離脱、トランプvsクリントンが主要ニュースになっています。
少し前は、バルカンルートではなくて地中海ルートで船の転覆で大勢の人が亡くなったというニュースがありましたが、あまり大きくは取り上げられなかった気がします。
バルカンルートでもまだの往来があり、この数週間だけでも千人がなくなったと上のニュースで言われています。
ギリシャではイドメニキャンプが閉まったらしいですが、同国ではまだボランティアの需要はありそうです。ただ、だいぶ今年の頭と状況が変わってきており、ボランティア情報もだいぶ薄れてきている気がします。
それこそ昨年末までは、どの団体もurgentで呼びかけていたのですが、現在はよくわかりません。
カレーの情報もだいぶ減りました。僕自身忙しかったというのもありますが、今まで意識しなくとも目にした情報が今では調べないと出てきません。
とはいえ、まだまだシリア、イラク、アフガン等の紛争が進展しない上に、人の往来がある以上、この問題は収束していないということになるのですが。
学期終りと就活
たまには留学生活についても書こうと思う。
一年は本当に短い。既に周りは最後の講義を終え、各々のプロジェクトを残すのみとなった。僕も来週ですべての講義が終わり、タームエッセイを終えたら修士論文に取り掛かることになる。
最初の学期は、基礎的なセオリーを学ぶばかりで退屈していたが、後期は自分の学びたいことをしっかりと学ぶことができた。今取り掛かっているエッセイも、研究したかったことであるため、時間に追われる辛さはあるものの、実際は相当楽しんでいる。
同時に、進路が気になるところ。今の時期から日本人は就職活動を始めている人も少なくない。JICAのロンドン支部へ面接へ行ったり、ロンドンキャリアフォーラムに参加したり、イギリスの留学生向け就職活動フェアに足を運んだりしている。
僕はというと、一応マイナビに登録し、求人を眺めてはいるが、そもそもビジネスをやりたいわけではないので、自分が今後必要するであろうスキルは何かを考えながら、同時にそれを得られそうな場所を探している。それは決して会社とは限らないし、正職員とも限らない気がする。
実際、国際協力は門こそ狭いものの、そこに行くための道は他分野よりも多いのかと思ってる。自分の信念や関心がどの程度深まってるかによるのだが、ざっくり見れば、選択肢は多いと思う。
個人的には、それなりに視野は狭まっているため、できる限りそこに直結するようなところを探している。そしてそれはきっとビジネスの場にはなく、少し厳しい道になると覚悟を決めようとしているところだ。
それにしてもこの最も忙しい4月に就活ができる人は恐ろしい。なんでこんなにも課題が多いのに、就活に行けるのだろう。少し羨ましくもある。
他の国から来た友人たちも、それなりに次の場所を探す準備をしている。大学院は仕事経験の多い人が多いため、少し周りと僕の状況は異なる。皆今の課題、日々の予習復習、修士論文の準備、そして就職活動あるいは次の場所探しを同時にこなしている。
楽しいばかりの大学時代とは異なり、それなりの忙しさと時間の余裕のなさが、大学院の特徴だなあと当たり前のことをぼんやり思う。