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チェスキー・クルムロフ旅行記

retrip.jp

 

最近少しネットで話題の世界遺産、チェスキー・クルムロフ歴史地区に行ってきた。中世の面影が残る街並みで建物一つ一つがとてもおしゃれな町だ。

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チェスキー・クルムロフ | STUDENT AGENCY | というバス会社が長距離バスを出している。片道約3時間でAndelという地下鉄A線にあるバス停から出発する。

 

 

イースターの時期で混雑していたとはいえ、1週間前に予約しようとしたがほとんどいっぱいだった。特に人気の時間帯(朝8~10時、午後17時)はほとんど埋まっていたため、月曜日に行くことにした。ちなみに月曜日は城の中の見学ができないということで、比較的すいている曜日の模様。月曜であれば、人気の時間帯も比較的すいていたため、8時発、17時に戻ることにした。

 

電車でも行けるようで、調べれば電車で行った人のブログがいくつか出てくるが、こちらはチェスキー・クルムロフの最寄り駅と市街地(観光地)まで距離があるということと、乗り換えが大変そうな印象を受けたため、バスの予約ができなかった場合に使うと良いと思う。

 

StudentAgencyは日本人の旅行者も多く使っていて、かなり信頼できる会社。バスもきれいで無料でコーヒー、カプチーノ、ココアが飲める。また、モニターが各席についているため、乗車中も飽きない。映画の種類は結構あったと思う。あいまいだが24か30くらいはあった気がする。チェコ語と英語があるので安心して観れる。ベルリンにもこのバスで行ったが、バベル、The Iron Lady(マーガレット・サッチャー鉄の女の涙)、トランスフォーマーとその他いくつかの映画を観た。全く知らないものもあったが、有名かつ比較的新しい映画があったのはうれしかった。

 

Andelは出口が2つ(?)あるがBusと書いてある方に進めばバス停は目の前。私はバスが長距離バスを指すのだろうと思いつつも、観光客らしき人にくっついて別の出口に出たら少し迷ってしまった笑

 

途中いくつかのバス停に停まりながら最終駅に到着。バス停から坂を下って中心地に出る。観光地嫌いの私でも「わあ…」と感動してしまった。かわいらしい建物が並び、たしかに建物は観光客用に最近塗られたような印象もあったがそれでも全く問題ないくらい、おとぎの世界に入った感覚。

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(※これは加工してます笑)

 

どこを切り取っても絵になる街。ぱしゃぱしゃと一人寂しく撮りまくった。加工すると一層世界が変わるが、加工しないとこんなものだったりもする

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(※無加工版)

 

それでも全然キレイ。写真よりも目で見た方がいい気がする。

 

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マンホールもこんな感じでかわいらしい。

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一通り見て回って昼食をとる。ここの名物料理を探したが、プラハで食べられるようなものと変わらなかった。レストランもおしゃれだった。

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そういえばこの町はロマ人(ジプシー)が昔移住してきたらしく、ロマとチェコ人の文化が混じっているらしい。ブログをあさっていると、ロマ人らしき人はいなかったと書いてあったが、私は逆にロマ人の多さに驚いた。

 

日本人の多くはロマ(ジプシー)というとパリにいるような小汚くてスリなどを頻繁に繰り返す人と思っているかもしれないが、長く定住しているロマは基本的にそういうことはしない。レストランや店で働く多くの人はどう見ても(民族としての)チェコ人ではない。(民族としての)チェコ人従業員と一緒に働いているところを見ると差別も少ないのではないかという印象を受けた。

 

かといって、ロマらしき文化を垣間見ることはなかったので、特にロマについて散策することなくバスの時間まで街をぶらぶらふらつくことにした。

 

最初は感動したが、やはり何時間もいるとだんだん飽きてくる。公衆トイレなども見当たらないため、いちいちカフェでコーヒーを飲んだ後にトイレを借りるということになった。

 

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(※加工版)

他に驚いたことと言えば、意外にも地元住民がこの観光地を商業以外の日常生活で使っているということ。学校帰りの子供をつれた親が夕方にはそこら中にいた。

 

もう一つ、観光地というだけあってペンションが多かった。少しこの観光中心地から離れてみたのだが、そこら中にペンションがあり、少し離れを歩いても同じようにかわいらしい(ただし少し古い)建物が並んでいた。もっと歩けば普通の一般的な市街地がありそうなのだが。

 

計6時間ほどここにいた。最後の2時間は飽き飽きしていたが、それでもこの町のおしゃれさ、かわいらしさは今まで見てきたほかのどの街よりもずっとある。泊まりで来ている人も多く見た。泊りもありだと思う。男一人で来るよりも今度は家族や友人と来たい。