セルビア旅行記 ニシュ・ベオグラード
セルビアの目的はボランティアだったため、本当はあまり記述することはない。
バスでニシュ、ベオグラードに行った程度である。
ニシュは他のバルカン諸国に行ける町ということで、賑わっているかと思ったが、さほど小さな町でとてもこじんまりしていた。正直、ここに泊まろうかと考えていたが、個人的には泊まる必要はない。
一時間に一本ベオグラード行きのバスがあるため、朝早くにブルガリアを出て、数時間この町を散歩すれば十分である。
バス停横のマーケット。こういう雰囲気はとてもアジアらしい。
城壁などは写真を撮るほどでもなかったため、載せない。
一番期待していたナチスの収容所も思っていた以上にコンパクトで見ごたえがない。特に今回行ったとき二階に上がることおできず、建物の中にも特にこれといった展示品はなかった。
客は少なく、私一人のために係員が案内してくれるのだが、聞き取りにくい英語の発音ということもあり、正直ところどころ理解できなかった。
ポーランドの収容所にはまだ行っていないため、比較はできないが、まあこんなものかといったところ。
個人的には数少ない展示品を一人で見たかった。。。
一番印象的だったのは、この施設が学校らしき建物の裏(横)にあること。
学生はここから何かを学ぶのだろうか…。
クロアチアの伝統工芸と思っていたものが、ここセルビアにもあった。
今ではこれの職人がクロアチアでは減っているそうだが、ここではどうなのか気になった。
ベオグラードの町は首都にもかかわらず、明るくない。中心地のみ明るいが…。
共産主義・社会主義時代の建物が目立つ
歴史を感じさせる町であるが、一方で新しいいまどきなお洒落なカフェやレストランが増えており、お金があれば是非いろいろ入ってみたかった。
セルビアはパンが有名。いたるところにパン屋があるため、パン好きにはたまらない。
セルビア正教の寺院もなかなか見ごたえがある。
三カ国、行った中では最も楽しかった国だ。食べ物はおいしく、町も歴史と現代を合わせた感じで、人も優しい。
銃弾の痕らしきものが古い建物のいたるところにあったが、果たしてそれらが本当に銃弾の痕なのか、はたまたただ建設途中でできたものなのかはよくわからなかった。
EUに加盟していないこの国も、近い将来もしかしたら加盟できるかもしれない。それくらい、現代風な建物が多かった。時期によっては観光客もそれなりに来るらしい。
これからどんどん変わっていく…そんな雰囲気を感じた国だった。